【神田まちかど蒸留所『kokoga杜』で徳島県美郷町の花梅の蒸留を行いました】

徳島県美郷町はその名の通り「beautiful home town」
春は蝋梅に始まり、特産の梅、桃の花、桜と木の花の咲き乱れる美しい郷です。
また夏は清流に蛍が飛び交い幻想的な風景が魅力です。

今回は美郷町で生まれ、この地を守ってこられた楮山様ご夫婦のご厚意で花梅と小梅の花を頂きました。
楮山ご夫婦の御山は一面梅の木で埋め尽くされ、月世界、南高梅などの品種が栽培されています。
梅の花を頂きに行った当日は山全体がピンク色に染まり、春めいた美しい風景でした。

山全体を埋め尽くす梅の木を、御夫君がお一人で手入れされているとのことで
「若い人がおらんけんなあ、大変なんよ。」と言っておられました。
桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿という言葉があるように
梅は枝の剪定が非常に重要です。
また闇雲に切るのがいいのではなく、枝も切るべき場所を見定める目を持たないと
いい実をつけないと仰っておられました。

軽トラックの横に乗せていただいて山の中腹へ
軽やかな足取りで急斜面を登って私たちのために枝を刈ってくださいました。

御細君は去年大病を患われたそうで、山仕事が今は出来ません（写真は以前のもの。向かって右側が奥様）
現在はご近所のご婦人とお饅頭やあられをつくり、町内の直売所のみに卸している
「ほのぼの工房」の運営をなさっています。

御祭りの日などは朝早くから大量の注文のお饅頭づくりでお忙しいとのことです。
「ほんでもな、おいしいままたべてほしいけん、町内だけで販売することにしとんよ。」

購入させていただいた三食饅頭は本当に美味しくて、
徳島特産の阿波番茶とも相性が良く
こころがほっこりするお味でした。

楮山様ご夫婦から梅の花の木を頂き、会社に持ち帰り
枝も葉も傷まないような特殊な梱包を施し
東京神田校に送ります。
東京神田校で梱包を開けた瞬間

まるで　ここが美郷！

梅の畑で嗅いだ爽やかで涼やかで甘いにおいが
神田まちかど蒸留所『kokoga杜』内に充満します。

そしてその一花一花を傷つけないように枝から外し
いよいよ蒸留です。

今月の蒸留会には約10名の方にお越しいただくことが出来ました。

インド大使館でお会いした通訳の方
その友人の方
当スクールのＩｎｓｔａｇｒａｍをみて埼玉から駆けつけてくださった方
当校のファンの方々や
店頭の前を歩いていて通りかかった方

今月もありがとうございました。

来月は
4月22日、23日、25日の正午ごろを予定しております。
来月もどうぞ公開蒸留をお楽しみに。
来ていた方々どうもありがとうございました。